Neuronチップの生産終了後の展開–LonWorksの永続的オープンテクノロジーへの移行
======================================================
LonWorksの新たな章が本日始まります。
Echelonが開発した象徴的なNeuronチップの生産終了を機に、LonWorks技術は新たな時代を迎えます。30年以上にわたり、LonWorksはビル管理や燃料スタンドからスマートメーターリングや公共照明まで、多様な分野のネットワーク化された自動化システムを支えてきました。これは、2000年から採用された標準化されたプロトコル、低コストのコンポーネント、ツイストペア、パワーライン、IPなどの耐障害性のある通信メディアにより実現されました。このエコシステムを牽引してきたのはイノベーションです — Echelonだけでなく、顧客、ハードウェアメーカー、ソフトウェア開発者からも。世界中に展開された2億個のNeuronチップは、その関連性と成功を証明しています。
本日、重要な転換点を迎えました:Neuronチップの生産はまもなく終了します。しかし、有効性が証明されたLonWorksソリューションが陳腐化したのでしょうか?絶対にそうではありません。LonMarkは、オープンネスと相互運用性という核心的な価値観に引き続きコミットしています。この移行は、未来をより大胆に受け入れるための戦略的な一歩です。オープンソースソリューションへの移行により、LonMarkは製造業者、開発者、IoTおよびM2Mコミュニティを、特定メーカーの電子部品に依存せずに次世代の自動化システム構築に参加するよう招待しています。これは、完全にオープンな設計を再考する機会です。最新のマイクロコントローラー技術は、センサー、アクチュエーター、コントローラーにAIを直接統合するための計算能力を提供しつつ、低消費電力と最小限の環境負荷を維持しています。
私たちと共に、既に実用化されている現実世界のオープンソースソリューションを探索し、既存製品を未来向けに変革する方法について学びましょう。LonMarkと共にこの新たな冒険に参加し、LOS:LonWorks Open Sourceを支援しましょう。
注釈:ルネサスから、Neuron chip製造中止がアナウンスされましたが、代替ソリューションが、数社から発表されています。これらは、ARMプロセッサもしくは、Linuxをターゲットとしたソリューションです。これらの技術により、LonWorksは永続的な供給性を獲得しました。LonMark Internationalおよび LonMark Japanは、この代替ソリューションへの移行をサポートします。
代替ソリューションの情報は、随時LonMark International(https://www.lonmark.org/)で提供予定です。
LonMark Japan 副理事長:田中宏明