

| 名称 | NTTDATA品川ビル(愛称 A,RE,A 品川) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区港南1丁目9番36号 |
| 敷地面積 | 7,039.91m2 |
| 延床面積 | 70,306.87m2 |
| 構造・階数 | 鉄骨造(地下部 鉄骨鉄筋コンクリート造)地下3階、地上27階、塔屋2階 |
| 主要用途 | 事務所(7-27F うち22-27Fはデータセンター互換フロア)コンファレンスセンターフロア(3-6F)エントランス・飲食店舗・物販店舗(1-2F) |
| 竣工 | 2003年6月 |
2003年6月20日、品川駅東口再開発地区B-3エリアに、NTT DATA品川ビル(以下アレア品川と呼ぶ)が竣工した。アレア品川の基本コンセプトは(1)オープンシステムをベースとしたフレキシブルな情報環境(2)最新セキュリティ・システムや高い耐震性能による安全性、信頼性(3)エネルギーマネジメントシステムなど省エネルギーや地球環境への配慮であるが、これらはいずれも、近年ビルのオーナおよびユーザから強く要求されていることばかりである。アレア品川は、こうした次世代ビルが備えるべき必要条件を、IP(Internet Protocol)とLONWORKSという2つのオープンな技術を使って実現している。アレア品川で採用した主なソリューションについて以下のとおり紹介する。
NTTデータではアレア品川以前にIPとLONWORKSをネットワークの基礎に据えたNTTDATA駒場研修センタ-ビルを構築しているが、アレア品川ではその志向をさらに発展させ、制御系から業務系、映像監視、電話、さらにはセキュリティ・システムに至るまでIPネットワーク上に統合した「統合LAN」を採用した。これにより機器の変更や構成の変更があった場合にも、容易に対応が可能になる他、構築時コストの削減にもつながった。
e3BISIONTM Professionalは大規模なビル向けの管理システムで、ルータなどのIP機器やLONWORKS対応の設備機器はもちろん、非LONWORKS対応の機器も含めて同一レベルで管理することができる。設備ネットワークのベースにLONWORKS技術を採用することにより、センサやスイッチなどの設備機器をフラットかつオープンに統合している。設備ネットワークのオープン化はマルチベンダによる機器調達を実現し、導入コストおよび運用コストの低減に大いに寄与している。
Eco VistaTM はビル内のエネルギー消費を空間や用途別に計測し、それらのデータを加工して分析・改善を行うことで、効率的なエネルギー管理を行う。アレア品川では、基準階をベンチマーク階として決め、その階の詳細なエネルギーデータを取得し、総合的な分析を行っている。その分析結果は、ベンチマーク値として各階との比較・分析を行い、ビルトータルのエネルギー消費の改善に役立てている。また、Eco VistaTM はe3BISIONTM と連動しており、LONWORKSを利用してビル内の設備機器の情報を収集できるので、より詳細で正確なエネルギー管理を行うことができる。